強く揉んで弱く揉んで
ナツゾラツユゾラな朝、今朝もいつもの習慣マウンテンバイクサイクリングスタート
健康管理の源この軸で決まる、更にブレない毎日を送る事が自身の為でもあり来院者様へ向きあう気持ちの現れ
ひとつひとつ峠を乗り越えて行くのはまるで困難なお悩みに出会う時に似ている、言葉で済ませば「腰痛」「肩こり」など単純明快に示される
それは一言でどれだけ辛いかどの部分が問題なのか?一瞬にして伝える便利極まりないツール、しかしながらざっくりと掴んだ後に縺れ合う糸を解く係が私たちの仕事と考える
例えばただの登り坂が現れても傾斜はどの位?ギヤチョイスはどの辺り?先は長いか短いのか・・など、一瞬にして判断しなければならない事も多い
間違うと頂上に至るまで足を地面へ着けてしまう、まさに正確迅速に判断行動しなければならず・・坂の言いなり力任せは通用しない
いいなりと言えば・・良く来院者さまから「強く揉んで、弱く揉んで」などご要望を頂くがしかし一旦お断りする、何故か?その理由を今日は書いてみようと思う
|目の前の痛みを動きで診る
痛みなどある部分的な単関節単位で考えてしまうと局部をほぐす考えに至る、しかしながら本当にその部分が原因なのか?もし炎症している場合はどうだろう
例えば腱鞘炎や悪化しばね指になったとしよう、「ほぐす」と言う考えで行けば組織の絞扼(こうやく)過緊張にて痛みが出ている考えから手技を加えたがる、硬くこわばり痛みがある部位を緩めれば痛みが消える神話の猛烈な信者である
そうすると例え一瞬でも「刺激」が脳へ送られ楽になった感覚になるかもしれない、しかしながらその錯覚は長くも続かず元へ戻ってしまう、場合によると悪化する
では痛みを「動作が出来ない」として捉えたらどうだろうか?腱鞘炎やばね指で物を握り込むのが痛い、問題点は掴んで握り込むと言う動作がある・・掴まなければ痛み無い事実へ向きあう
その動作を更に分析すると手の屈筋群が関与、更にその筋組織は前腕から上腕へ・・また肩甲骨までつながる筋筋膜ラインを持つ、診方を変えてミクロからマクロへ・・・広い意味で捉えると痛みの場所とは違う部位が見えて来る、そして最初に見た姿勢・位置関係と擦り合わせ合点がいくものだ
更には物を握る際に邪魔をしてしまう筋肉(拮抗筋)も存在すると言うヒトは不合理性を持ちあわせる、勿論そんな命令者は先日も書いた中枢神経、いくら局部を弛緩してもすぐに元へ戻るのはそのせい、脳へ正しい部分を再教育する為のエクササイズがあり用いるべき、これからは来院者さまもこんな認識を持つべきかもしれない
|実際に昨日の施術でもあった事
昨日の来院者さまも腕を手旗信号の様に拡げる(外転)にて痛み、場所は肩の付け根であるが姿勢や動作分析を行う
前方頭位、巻きこみ肩、猫背、骨盤後傾、股関節と膝関節は軽く曲げてさらに足関節(距腿関節のやや回外)がある、想像して頂ければおばあさんの姿勢であるが若干20代でこの春就職されたばかりパソコン使い設計業務
前方頭位=頸部後面過緊張弛緩の為前面筋強化エクササイズ、猫背の肩こり=胸部の過緊張と骨盤後傾修正は大腰筋強化エクササイズである
ほぼ痛みを訴える部位への手技は行わず腕を動かした際の痛みを消失、一切強く・・弱く揉むと言う手技は行う必要ない事実、そして来院者さまへの意識改革を行い自宅でのエクササイズへ取り組んで頂く
|目先ではなくパッケージングで考える意識変革
奄美大島辺りは梅雨明け宣言が出た様だ、まだ広島は梅雨明け当分先の様
しかしその季節も楽しみながら過ごしたい、身体のバランス崩れと同じで雨もあれば晴れもありそれをひとつにパッケージしたものが四季なのだから
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