右腿の痛み原因はそこではない
格闘技をされる来院者さま、側転をした際に半腱様筋で特に上部(坐骨結節付着部)に痛み
以降7日間経過しても良くならないとのお悩み
その際の画像が上記、痛みがあるのは右の坐骨結節付近から足方へ向かう腿裏中央、冒頭に筋名を明記したが痛みを構成する大腿二頭筋との鑑別、半腱様筋が外傷にて反射的に縮んで痛みへ繋がるもしくは受傷を考えた
一旦指でひざ内側への刺激を入れても痛みが減少する事からも半腱様筋トラブル確定、しかしその痛みの原因は右ではない事が注視
画像をよく見ると左足が短く臀部も盛り上がりを呈す、左腸骨(骨盤)が後下方へ移動と言うのも大腿後面の緊張が半端ない、先ずは弛緩を行い痛み確認を行うと6割は減少
左右の脚長差は無い方が良い、痛みなど無い構造性(先天的なもの)の場合を除く
今回の場合歩行であれば左足を蹴り抜く、もしくは体重を主に掛けたり仕事をさせる効き脚かもしれない、日常で使わない右足で側転時一気に体重を掛けて痛みになった可能性を疑う
なので左からの施術を行い好転度合いを確認、術者の立てた仮説を検証しながら行う形となった
症例はまた週末にでもご報告するとして、今回は「原因はそこには無い」と言う事をお伝えしたかった
お悩みはオーダーメイドで同じ腰痛や肩こりでも生活習慣や環境にて大きく異なる、情報番組などで紹介されるストレッチなど確かに良いかもしれない、ただしその痛みに合わないどころか増強させてしまう事すらある
例えば脊柱管狭窄症で腰痛の場合、TVでのけぞり運動が腰痛に効くなど情報を視て実践、余計に痛みが出た実例も当院では伺う事もある
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