その時
昨日は1日の予定を全てキャンセルした
実にいきなり「その時」を迎えてしまった
何も知らない私はしまなみ海道で竿を降る、まさか我が家で孤独に耐えながら最愛の息子が病に伏すとは想像もない
「父さん・・きなこの様子が」その言葉は早朝帰宅した時に聞く、リビングにトイレシートを引いて貰いその上に横たわるきなこ、冒頭画像の彼
彼は紛れもない家族である、人間で75歳14年間の生涯を7日13:30終えた
結果的には胃に空気が溜まり他の内臓を圧迫したのが死因、しかしながら高齢の為多臓器に障害を持っていたようだ、最近元気が無いとは思っていたがここまでとは予想無い
あれは14年前である、忘れもしない私が前職を辞めた日に出会った、ずっと精神的にも辛い時家族全員を支えてくれたのがきなこ
娘2人共に小児ぜんそくになった時も不思議に4カ月くらいで咳が止まる、沢山のミラクルを我が家にもたらした
今度は私たちがきなこに恩返しをする番だった・・なのに急にいなくなる
心の準備が出来ていないから本当に涙が止まらない
しかし落ち込んでばかりいても先に進まない、彼が人間ならそう言い「ぽん」と背中をたたくだろう
だから今朝も自転車に乗った、敢えて休まないのがきなこに対しての想い
弔いがしたい!自然に首なし地蔵へ脚が向いた、沢山きなこにありがとうを告げた
今行動できる事はこれくらいしか思いつかない、そう言えば・・・以前も出先で吐血した際も救急車がくるまで傍から離れない、娘と「ウォンウォン」と一緒に泣いてた姿が蝋燭の向こうに写る
府中から帰りに金丸線を通り帰宅、そう言えば備後吉備津神社に「十二支」を祭る神社があるのを思い出す
犬の神様に見えた私は・・きなこへのありがとう、何回も何回も口の中で・・復唱し唱えた
最近のコメント